HOME ---> 活動紹介 ---> 土佐の山を見るツアー2006 秋

土佐の山を見るツアー2006 秋

[2006年11月25日(土)〜26日(日)]
 今回は沢山のお申し込みを頂きました。ありがとうございました!
来年も春に予定していますので、今回ご都合が合わずに断念された方も次の機会にご期待下さい。

〜まずは1日目〜

土佐の山を見るバスツアー 当日は、OB施主様も含め、8組様になりました。中には土佐2 回目・3 回目の方も。
かなりの大人数になってしまいましたので、バス2台に分乗して行くことになりました。幹事をすることになり緊張気味の私、酒匂も乗せてバスは出発!

土佐の山を見るバスツアー ちょっと天気があやしかったのですが、なんとか持ちこたえてくれました。
途中、淡路島を経由するのですが明石海峡大橋がとてもきれいでした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー
 事務所を8時に出発し、12時頃に高知県本山町に到着。おまちかねの昼食です。
みなさん、『土佐の赤牛』ってご存知ですか?私は知らなかったのですが、そのうち土佐の赤牛(土佐和牛)は褐毛和種の和牛なのだそうです。褐毛和種は熊本と高知でわずかに育てられているだけですので非常に珍しいんだとか。黒毛牛よりあっさりしていて、うまみが強いのが特徴とのこと。

土佐の山を見るバスツアー スコットランド出身のシェフが腕をふるう『四季菜館』にて土佐の赤牛ハンバーグを頂きました。ボリューム満点でおいしかったです!新鮮なサラダバーがかなり充実していました。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー ここから、㈱とされいほくの半田さんと合流して山を見学にいきました。
まずは『サラリーマン林業家』浜口さんの山を見学に行きました。なんと消防士さんをしながら、休日の大部分の日数を自家経営林内で過ごし、たった一人で30年間林業をしておられるという、ものすごい方です!
山の仕事がなかなか利益と結びつかないと言われている中「山には金が落ちゆう。みんな拾い方を知らんきに」というのが浜口さんの持論。モットーは「健康、やる気、段取り」だとか。うーん、耳が痛いです…。

土佐の山を見るバスツアー
浜口さんの山です。
山に詳しくない私が見ても、確かに他よりもきれいな山。間伐していない山は、昼間でも真っ暗なんですが、間伐された山は下草などもきれいに生えて、明るい。「目で見てきれいな山が、やはり良い状態なんです」

土佐の山を見るバスツアー 間伐した細い木は、このように杭に加工しています。これだけの作業をたった一人でなさっているとは驚きです。丁寧なお仕事ぶりが伝わってきました。

土佐の山を見るバスツアー
山に設置されている看板。
 〔豊かな森林とは〕
  ・保水力の高い森林 ・木材の生産力の高い森林
  ・多くの樹種が混生する森林 ・小鳥など野生鳥獣の住める森林。
適切な間伐を行って長い年月を経て、ようやくこんな状態になるそうです。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー 途中、さめうらダムに立ち寄ったり・・・

土佐の山を見るバスツアー 道が悪くて車が通れなかったり・・・

土佐の山を見るバスツアー 急遽、道を掘って対処したり・・・

そんなハプニングもありつつ、㈱とされいほくさんの山へ何とかたどり着きました。
土佐の山を見るバスツアー 日本の林業は過疎・価格下落など、沢山の問題を抱えているようです。
㈱とされいほくさんでは、間伐により良い山をつくり、なおかつ確実な収益還元が可能な林業を目指しておられます。
「環境は大事。でも環境だけでは飯が食えん。良い山づくりによって、飯を食えるようにすることが、結局環境の為になる。」と半田さん。「山に直接関係がない都会の人も、家を建てる時には国産材を使う意識でいて欲しい」と。

土佐の山を見るバスツアー
 半田さんと話し込んでいるうちに、だんだんと日が暮れていく気配…。
急いで次の見学先、『杉の大杉』へ。

土佐の山を見るバスツアー なんと樹齢3000年の巨木。木が弱っているのか、ところどころ金属を被せて保護してありました。確かに大きくてすごいんですが、薄暗かったこともあり何だかおどろおどろしい雰囲気・・・。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー  日が暮れていたので、この日は仁淀川を見ることが出来ませんでした。温泉に入った後に、お待ちかねの乾杯です!
 お客様同士もお話が弾んだようで、良かったです。この日は山をウロウロし特にお子さんは少しお疲れになったようです。土佐に来ると「あれもこれも」と盛り沢山ツアーにしてしまうのですが、ゆったりしたプランにすることも次回以降考えたいと思います。

〜2日目〜

 この日は朝からあいにくの雨。ちょっと眠い目をこすりつつ、池川町へバスで移動しました。
土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー  いつも構造材を納入して頂いている材木屋さんである、池川林材さんに到着。日曜日なのでお休みでしたが、特別に機械を動かして下さいました。

 「ちょっと切るところを見学してもらいましょう」と、おもむろに立派な丸太を取り出して切断!断面もとてもきれいで「こんな良い木を切って頂いて良かったのかしら…」とドキドキしてしまいました。

土佐の山を見るバスツアー

土佐の山を見るバスツアー 写真はまだ製材前の丸太たち。これを先ほどの機械で加工していきます。倉庫にはとっておきのカウンター材なんかが眠っていたりします。長い間置いておくことでゆっくりと乾燥していき、良いものになっていくんですね。

 良いお天気だったら、すぐ側のきれいな仁淀川上流をご覧頂けたのですが、ちょっと残念でした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー いつも丁寧なプレカットをして頂いている製材屋さん、佐川プレカットさんです。
高知県職員の方に、林業の現状についてお話し頂きました。森林率が全国一の高知県では過疎や高齢化によって森林の荒廃が進んでいます。森の荒廃は山崩れなどの災害の原因にもなる差し迫った問題です。

土佐の山を見るバスツアー 「都会の人にもこの問題に興味を持ってもらいたい」と昨日の半田さんと同じ言葉。「国産材で家を建てることが、日本の山を助けることになるという意識が浸透していってほしい」とのこと。
また、よく悪者扱いされがちな集成材ですが、間伐材を使った集成材は山を守ることに一役買っている存在です。「何となく良さそう」というイメージばかりが先行しがちな「木の家」の背景にこんな事情があることを沢山の人に知っていただきたい、と思っています。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー 昨日の夕食時のご様子から「喜んで頂けるのでは?」と少し予定を変更して、司牡丹酒造に立ち寄りました。高知県土佐といえば、お酒好きで有名ですね。

『土佐の飲みだおれ』という言葉がありますが、「もし1万円拾ったら」土佐の人は、拾った1万円に手持ちの金を追加し酒を飲む、という意味なんだそうです。

土佐の酒好きっぷりが分かる言葉に『土佐のすえつぎ』というのもあります。
お酒の席でお客さんがテーブルに杯を置く(すえる)と、すぐに酒を注いで飲ませるという意味です。

土佐の山を見るバスツアー土佐で「少々飲む」と言えば二升(少々を升々に読みかえて二升)飲むことだ、などと大げさに言うこともあるようですから割り引いて聞くべきかもしれませんが、いずれにしても、こんなに色んな言葉があると言うだけで、土佐人の酒飲みっぷりは伝わりますね。

 試飲コーナーにはたちまち人だかりが出来ていました。

 「ここが一番面白かった」(ええ〜〜!!)という声も聞かれる程、盛り上がりました。
みなさん自分用のお土産も沢山購入されたご様子でした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー さて次は、土佐の食のハイライト、大正軒です。
大正軒は1914年創業の老舗で、あの司馬遼太郎も訪れたとか。
近くの仁淀川で採れたうなぎで作る『うなぎづくし定食』を頂きます。

土佐の山を見るバスツアー ちなみに仁淀川は、四万十川より美しいと言われているそうです。四万十川より規模は小さいから有名じゃないけれど…、とのこと。
 うなぎの酢の物「うざく」、うなぎの蒲焼を芯にした「うまき」、うなぎの肝が入った「肝吸い」と、「うなぎの蒲焼」。まさにうなぎ尽くしでした。

土佐の山を見るバスツアー
土佐の山を見るバスツアー この2日間で家の材料となる木にかかわる林業家、材木屋さん、製材屋さんにお話を伺いました。
最後に「木の家」の実物を見てもらいたい、と予定にはありませんでしたが、急遽『エコアス馬路村』に立ち寄りました。

土佐の山を見るバスツアー ちょっと住宅のような雰囲気の、このお店。お買い物がてら、木の雰囲気を楽しんで頂けたかな?と思います。「木の雰囲気ってやっぱり落ち着くね〜」とお客様。
 馬路村は、ゆずで有名なので色んなゆず製品が販売されていました。私はゆず茶を購入。皆さんも色々とお土産を購入なさっておられました。

土佐の山を見るバスツアー その後、道の駅などに立ち寄りながら帰途へ。2日目も盛り沢山にしすぎたのかもしれません。帰りのバスではみなさん爆睡だったのでは?反省しつつスタッフも眠りの国へ行ったり来たり。(すみません…)


 最後にお客様に書いて頂いたアンケートから・・・

間伐の作業風景も見学したいです。

・一部自己負担金もあり、参加しやすかったです。
 又、木に対する情熱的なお話が聞け、とても良かったです。

・見学以外に立ち寄るところが多い。天気が悪かったのはあるが山をもっと見たかった。

・細やかに神経を使ってくださりありがとうございました。

国産材についてもっと勉強したいと思います。

・有意義な企画に参加させていただきありがとうございました。

・家を建てる時には絶対に高知県産材を使いたい。

・全てを国産材にするのではなく、一部外材も使用したい。


 土日は基本的に山の仕事はお休みなので、次回は平日に企画することも考えています!
 行き届かない点も多々ありました。以降に生かしますので、今後共是非よろしくお願い致します。(次は春を予定しています)
 ご参加の皆様、2日間お付き合い頂き、本当にありがとうございました。