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2005年4月28日

佐川プレカット:手加工

大工さん手加工中
佐川プレカットは、プレカットだけでなく大工さんの手でも、加工する時があります。
数人の大工さんがいるので任せて安心!

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大工さんの後ろに2本、ちょっと変わった加工をされている木材を発見!

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表面がボコボコなのが見えますか?
これは「ナグリ仕上げ」というそうです。
機械のなかった昔、木をガンガンそぎ落としたものが、よく使われていたそうです。

線でなぞってみる
ボコボコを線でなぞってみたら、何回手を加えたかも分かりましたが・・・
「亀の甲羅みたい!」になりました・・・
この「ナグリ仕上げ」風合いが良いに加え、縁起物として人気が上がるかもしれません

大工さんの技術の一つが見えた日でした。

投稿者 member : 22:08 | コメント (1)

佐川プレカット:乾燥杉材


工場の外に、乾燥機から出てきた材が積みあがっています。


少し近くに寄って見ると、ちょっと黒ずんでいる部分がわかります。
何故黒くなっているのか分かりますか?

チョークで記されているのは、池川林材さんで見た印と似たこれは、120角・105角と大きさが書かれています


もっと近くに寄って撮影。
割れが大変少ないのが見えますか?

黒くなっているのは、人工乾燥の機械で焦げたのではなく
小口から、杉のタール分が水分と一緒に出てくるらしいです。

家に使われる木材で、こんなに黒ずんでいる杉材を見たことがないので
この過程でしか見れないものかもしれませんが、いかがでしょう?

投稿者 member : 21:46 | コメント (0)

2005年4月20日

土佐漆喰のメリット・デメリット&実際に施工した感想

メリット 
・ 風雨に強い(土佐の風土に適している)
例えば京都のような場所は、風雨は少なく雨は上から降るもので、直接外壁に雨の当る事が少ないので風雨に対するメリットと言うより、時間の経過での劣化が少ない事を活かして、例えば10年くらいで塗替えのところを30年までメンテナンスフリーで行けると言うような、その土地風土によって良いところの受止め方も変わると思います。

・ 断熱、防火、遮音、調湿性に優れている。
・ ものすごく壁の深みを感じゴージャス&表面の見た目の柔らかさ・美しさが本当、素晴らしく、ビューティフル!

デメリット
・ 施工が難しい。
・ 壁の厚みが厚いため重くなる。
・ 湿式工法で養生期間をとる為、工期が長い。

上記は、少し客観的に書きましたが、実際の施工で監理した時の事を少し紹介します。
・ 商品名、土佐しっくい純ねり(田中石灰工業株式会社)製造の材料を使用。
・ 木造在来工法で下地は横貫板の上に防水シート+メタルラスにワイヤー補強。

さて、いよいよ①下地塗りから開始です。川砂とセメントを煉合せたモルタルにて厚み約10ミリ程度メタルラスの上をこすり付けるように塗付けて、表面には次に塗付ける材料がよく引っ付くように、くし目をつけておきます。この段階では通常壁下地となんら変わりません。
『余談ですが、最近の湿式の壁は仕上げ材料が薄塗りため、下地のモルタルも軽量化して塗ります。そうする事によって仕上げ材との比重バランスがとれて引張りや収縮を考慮しているようです。軽量モルタルは、砂+セメントに(発泡スチロールの粒がそろった細かい物)を混ぜ合わせた物です。』
次に、1週間以上の養生期間をとった下地モルタルの上に、②ハンダ土を塗付けます。聞くと非常に塗り易い材料だそうです。見た目はモチモチした感じなんですが、職人さんに言わすと鏝離れが良く軽く塗れるようです。
その塗付けたハンダが乾かないうちに壁の割れを防ぐためネットを貼っていきます。ネットを壁に鏝でなじませて、ネットを隠すように、その上に5mm程度、ハンダに通し砂とスサを加えたもの(砂入りハンダ)で塗付けて刷毛引きで仕上げておきます。
『ハンダ土(あらかじめ用意しておいた袋入りの純ねり漆喰と粉土にスサを決められた分量で配合した物)
粉土・・・通常荒壁で中塗りに使用する土に良く似ている物で、その土よりも少し細かく粘りがあります。』
③次に砂入りハンダを塗付けます。季節によって養生期間は違いますが、夏場で上塗りの2日前くらいに塗り、冬場だと約1週間前に塗付けを行います。
これで下準備がようやく終わりです。ここからは仕上げ塗りに入りますが、塗りつける時期が非常に重要な事は、仕上げの塗付けを始めたころに発覚しました。どんな事かと言いますと、仕上げの漆喰を塗る最適な時期は、梅雨時期で湿度の高い時だと言う事です。仕上げている時期はと言いますと、12月も半ばに入ろうとしている時でした。
あ〜大変だ〜、湿度は低い、外気温は5度を下回りそうや〜たすけて〜って感じ!
仕上げの始まった現場では職人さんが、大屋根の下から外部足場の外側に貼っている全面シート養生(この養生は風を通さないようにするための物)を昼間は日光に当てて早く乾燥させるために養生シートをめくり、夕方になるとまたシートを元にもどす。終わるころは当然ふらふら・・・
仕上げ材料の袋入り純ねり漆喰は塗付ける前日に段取りをします。材料を練る大きな船に袋から漆喰を出して、漆喰の中に配合されたワラの球をクワで切るように、細かく切り練りして、練り上がった材料は桶に入れ蓋をして養生しておきます。すでに漆喰は発酵しておりワラのアクが出ていて黄色っぽい色になっています。
そうして出来た材料で塗付け後、同一方向に何度も押さえ込まれた壁は、鏡のように透き通っていてツルツル、すべすべって感じです。ビューティフルブラボー
色は薄黄色で、時間が経つにつれて紫外線でワラのアク無くなり真白の壁になります。
大壁と言って見切りのない大きな壁を漆喰で仕上げるのは非常に難しく、壁一面ずつ順番に仕上げていきます。一人は材料をポンプにて塗付け場所に送ります。塗付け部隊は3人で、上、中、下に分かれて一斉に塗付けます。押さえにかかる時は皆、同一方向に押さえます。次の朝、昨日仕上げた壁を心配して、夜が明けるころには職人さんは現場に向かいます。壁守りです。(子守のような感じ)養生した甲斐があり、押え込まれた壁の表面はピカピカと露を帯びていました。その露を手のひらで取り除いていきます。二、三日この作業は続きます。それでようやく完成。
先ほど、時間が経つにつれて壁の色が真白になると書きましたが、一つ言い忘れた事がありました。建物が完成して1年が過ぎようとしたころ、施主さんから外壁の色なかなか白くならいなと、質問がありました。そうなのです、施工が良かった証拠です。押さえに押さえ込まれた壁はなかなか白くならないのです。良かった・・・(押さえが少ないと逆に早く白くなります。)
壁の用途に応じて、仕上げに専用オイルを混ぜたり、また磨き仕上げでは、キラ粉と言って手のひらで磨き上げる仕上げもあります。外部の大きな壁を仕上げるには難しいと思います。

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2005年4月18日

佐川プレカット:今日の工場

一番奥の倉庫へ行ってみると、デーンとブルーシートの壁
養生中
この中には、池川林材からきた木材を養生中
タル木
横に置いてあったタル木も、乾燥機へ入る準備中。
おなかいっぱい
乾燥機から出た木が出荷待ち。乾燥機2台フル稼働中です

場所を、プレカット工場内へ移動。
加工された木を最終チェックし、出荷の仕上げで、2人でビニールに巻いて包装していました。
仕上げ
出荷待ちで、今日は天気が良いので外に一時的においています。

プレカット工場内に、大黒柱になる木材発見!
ヒノキの七寸角210mmです。

工場は、木の香りあふれています

山のこいのぼり
高知は、ここ数日とてもいい天気が続いています
池田さんが次高知へ来る時は、前もって照る照る坊主作って準備して待ってますね!

投稿者 member : 16:00 | コメント (3) | トラックバック

池川林材:自然乾燥

暗号!?
15日池川林材さんで、自然乾燥の木材を置いているところを山口県の方と一緒に見学。
そこで気がついたのですが、
この木の暗号みたいな印は、何をあらわしているのでしょう?

これは、この木の行き先と大きさを尺と寸で書いているとのことです。
「西」は西○さんところへ行き、「プ」は佐川プレカットへ行くように、チョークで印しています。

一番わかりやすい方法ですね

投稿者 member : 14:15 | コメント (0)

2005年4月 8日

本当に困りました・・・

先週の金曜日から、B型インフルエンザではなく、別のウィルスに犯され昨日まで寝込んでいました。
しかも生まれて初めて!? 39度8分まで熱が上がり、体全体が痛いし、目まいはするしで、最悪の5日間を家で過ごしました。

皆さん!こんな事にならない様に、うがいなどを行い、予防しましょう!!

4月12日・13日に土佐の山を見に行ってきます!美味しい土佐の空気をたくさん吸い込み完全復活するぞぉー。

投稿者 admin : 21:16 | コメント (1)

高知の自然環境:むささび

高知県は、県土の84%が森林で占められています。
海と川と山の自然に囲まれた自然が豊かなところです

山間部ではタヌキやウサギなどの野生動物も時々道路で見かけることもありますが、木材を加工するプレカット工場には野生動物のムササビが住んでいます。

ムササビって知っていますか?

小動物のリスにした感じで、両方の手から足までの部分が飛ぶのにパラシュートみたいになり木から木へ飛び移る動物です。
(地域には似た動物でもっと小さいモモンガもいますよー私、小さい頃飼っていました)

プレカット工場が出来てからしばらくして、木の枝がさいさい入り口に落ちていたので
工場長がムササビがいる事に気がつき、木の端材で巣箱を作ってあげたそうです。

夜行性動物の為、昼間は工場が稼動して音がしている中で寝て、皆が帰った夜更けに、起きてきて活動しているらしいです。

そっと見守っていきたいですね

身近な場所に野生動物がいるそんな地域です。

投稿者 admin : 20:38 | コメント (2)

2005年4月 6日

土佐杉の魅力

私の家は人工乾燥の土佐杉だけど、自然乾燥の魅力は何ですか?と率直に聞いてみました。

「自然乾燥は、冷暖房の使用によって多少縮むけれど、木の扱い方は実績のある昔からのやり方のままやし、無理をさせんき木の細胞も壊さん気がする。でも何と言っても色が違うね。杉は内部に使われたら一番色が変わりにくい木なんよ。日が当たったらすぐに黄色くなるけど、白とピンク色がキレイに出るき、その色の変化、白とピンクのきれいな色が好きで使われるのではないかなと思う。」

木の色の変化という話で

「ちょっと待ちよりよ(まっててね)、準備できたら呼んじゃおき」と会長さん
何かな・・・?と思っていたら会長さんが、30年経った杉の雨戸の色の違いを見せてくれました。

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30年間雨風の当たった杉は、銀鼠色になっています。
中に収納している30年間のうち時々しか出さない戸は、「後で作り直したのですか?」というような色でした。

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裏側まで見せてくれた会長さんありがとうございました

室内の天井に張っている杉板の珍しい模様も見せてくれました。
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どんな風な環境でこんな模様が出るのだろうと不思議です。

杉といってもそれぞれの木の表情と色が違っていて、見ていてあきませんね

投稿者 member : 20:25 | コメント (1) | トラックバック

池川林材:自然乾燥

自然乾燥させる場所は、数箇所あるそうで
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関西へ向かう木は、製材所から歩いてちょっと(すぐ近く)のところにありました。

「自然乾燥は、天日の当たる屋外で乾かし、雨が降ったら中へ移動させ、乾いたら風通しの良い室内に置きます。風が通り抜けるのが木にとって大事なこと。」

「板は1〜2ヶ月、角4ヶ月、桁梁は半年くらいで、季節によって違ってきます
自然乾燥は、人工乾燥より含水率は20%前後です。」

おおざっぱなように見えて、実はナイーブなものと感じました

間隔的に隙間あけてきれいに並べられています。
通気をよくすることが一番大事といっていましたね。

100年以上の木造住宅が、もつ理由、今でも存在する訳の一つは
きちんと通気が出来ているということが大きいとの事です。
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帰って気がついて聞かなかったのですが、なんか斜めに見えますね。

これはどうしてでしょう?分かる人いますかー
なんとなく分かる気がしますが、返答もらうのは次までの宿題にしちょきます

外で乾かしていると聞き、ちょっとした疑問浮かび

「外で乾かして、カビやコケは発生しないのですか?」と聞きました
「発生しますよ。でもひきなおしたらのく(なくなる)部分なので問題ないです。杉は何故か表面だけですが、ヒノキは温度が15度を超えるようになると、カビ止めを使います。11月〜3月までは、かまん(必要ない)。」

問題ないと思いつつ
「せっかくの自然素材に薬塗ると人に影響ないですか?」と聞くと
「ヒノキは杉と比べてカビがくるき、必要で昔から全国で使われゆうんよ(使われていますよ)。薬を塗った表面もひきなおしたらのく部分やき、害の心配によばん(心配ない)」と教えてくれました

しばらくして自然乾燥された材料が、次に向かう先は「プレカット工場」です!

投稿者 member : 20:15 | コメント (0)

池川林材:製材

池川林材の木は1〜3ヶ月間(夏は1月くらい冬は3ヶ月)根元だけ切って倒した、葉枯らし材を使用しています。

葉をつけたままの状態から葉が枯れるまでの間、葉が木の水分を吸って杉の色も茶色い部分がピンク色に変化し色がよくなります。

ヒノキは、葉から油がのく(無くなる)ので葉枯らしに向いてないです。

順番待ち

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半分あたりまでカットされるともう一人の人が手で添えています。

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カットされた面が見えました。皮のついたほうは違うところにまとめて置いています。

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投稿者 member : 17:26 | コメント (0)

2005年4月 4日

池川林材:月伐採って・・・

今日、池川林材さんへちらっと行ってきましたー
天然乾燥と梁桁をひいてるの写真は又後日に・・・

池川林材さん対岸から撮影、桜満開

池田さんがそういえば、「月伐採」のこと言ってたなとおもい
「木と満月はどんな関係ですか?」と飛んだこと聞くと
「満月とツチ、ツチとは土のことやないかと思うんやけど、その日は採集してはいけない日、木を切っては、いかん日(ダメな日)と昔からいわれよった。何でかというと、そのいわれゆ時期に伐った木の皮へ、虫が卵を産むんよね。その卵から生まれた幼虫は今度は木を食べてさなぎになぐまで大きくなるんよ。その虫は生きてる木には産み付けないん。機械の無かった昔はこれをいわれよったけど今では、機械で木を出すし、製材したら虫は入らん(入らない)から昔と今とは状況がずいぶん違うね。」と丁寧に教えてくれました。

会長「ナガセ(梅雨)の時期に、木を伐るのはあんまりよくないんよ。雨が多いってゆうのももちろんあるけど、年輪の輪の白いところが5月〜7月の一番木が太る時期8月に固まる時期なん」といっていました。

へぇ〜昔から言われていることはやはり何かの根拠があるんやなぁー、
木って不思議やなぁーと勉強になりました。

帰って、Blog見てみると「満月」じゃなくって「新月」やん!?と、凹みうろおぼえを後悔;

いつも木に関っている人たちは普通に知ってることなんかも;
私には勉強になりましたがいかがでしょうか・・・?

投稿者 member : 23:29 | コメント (0)